腎生検LVSEM研究会
(Low Vacuum Scanning Electron Microscopy)
設立 |
2017年11月24日 |
目的 |
LVSEM(Low Vacuum Scanning Electron Microscopy)を用いた腎生検診断の方法論を確立し、その有用性を示して応用の普及を目指し、腎臓病診療や研究に貢献する。 |
会長(代表世話人) |
山中 宣昭(東京腎臓研究所 所長、日本医科大学 名誉教授) |
事務局 |
本田 一穂
昭和大学医学部 顕微解剖学教室
〒142-8555 東京都品川区旗の台1-5-8
電話 : (03)-3784-8103
FAX : (03)-3784-6815
E-mail : lvsem@med.showa-u.ac.jp |
LVSEMの世界へのいざない
形態学の世界では、超微形態の3次元的観察は、まさしく次元を超えた魅力があります。
しかし、日常の病理診断は、数ミクロンの薄切切片の二次元画像をもとに行われ、3次元的観察は、特殊な試料作成が必要でもあり、一部の形態研究に限定されていました。このたび開発された卓上型低真空走査電子顕微鏡(LVSEM)は、通常の病理標本を用いて、簡便に3次元観察を行うことを可能にし、3次元観察を日常のレベルに近づけてくれる、まさに画期的なツールと言えます。
腎生検LVSEM研究会へようこそ
この研究会は、「3次元観察によって得られる魅力ある情報を、腎生検診断や研究に生かすことは出来ないか」という思いに駆られた、腎病理医や臨床医、技術者によってスタートしました。出来たばかりの研究会ですが、少しずつ知見が集積されてきています。私たちのささやかな歩みをどうぞご覧くださり、この画期的な技法を使って、あなたも3次元世界の面白さや美しさをぜひ体験してみませんか。
腎生検LVSEM研究会は、「見て面白い」という研究の原点に立ちながら、病気の診断や発症メカニズムの解明に役立ち、腎臓病臨床に貢献できる新しい情報を発信していきます。
腎生検LVSEM研究会の現況とご入会のお誘い
この研究会は、2017年11月に、山中宜昭日本医大病理学名誉教授を代表として、世話人9名で発足しました。研究会の設立目的は、「低真空走査電子顕微鏡(Low Vacuum Scanning Electron Microscopy: LVSEM)を用いた腎生検診断の方法論を確立し、その普及を目指すこと」です。現在、会員は2022年11月1日現在で91名で、腎生検診断に関わる病理医や腎臓内科医、小児科医、泌尿器科医、腎移植臨床医、臨床検査技師、電顕技術者で構成されています。会員は、年1~2回開催される研究会やメール、ホーム・ぺージで情報交換を行っています。
研究会への入会を心よりお待ちしています。
世話人(9人)
- 山中 宜昭
(東京腎臓研究所:世話人代表)
- 稲賀 すみれ
(鳥取大学医学部 解剖学講座)
- 江原 孝史
(松本大学 人間健康学部)
- 大橋 隆治
(日本医科大学付属病院 病理診断科)
- 岡田 晋一
(鳥取大学医学部 周産期・小児医学分野)
- 清水 章
(日本医科大学 解析人体病理学)
- 高木 孝士
(昭和大学 電子顕微鏡室)
- 藤乘 嗣泰
(獨協医大 腎臓・高血圧内科)
- 本田 一穂
(昭和大学医学部 顕微解剖学 世話人事務局)
※あいうえお順