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研究会2018.10.29
2018年10月19日(金)に第2回腎生検LVSEM研究会が、日立ハイテクノロジーズ本社 2階会議室にて開催されました。
参加者は38名で、講演3題、一般演題5題の発表がありました。また、研究会の前に、デモ機を用いたLVSEM観察実習セミナーも開催されました。研究会では、まず、これまでのLVSEM研究の発表論文を紹介する講演があり、その後の一般演題では、染色法などの検討、アミロイド―シスに見られる興味深い所見、実験腎炎モデルや培養細胞を対象とした研究の取り組みなどが報告されました。最後に稲賀すみれ先生の教育講演「腎生検病理診断におけるLVSEM観察法の基礎と応用」があり、研究会は終了しました。
次回の研究会は、2019年10月5日(土)に開催する予定です。
皆様のご参加をお待ちいたします。
《プログラム》[PDF] 第2回腎生検LVSEM研究会プログラム
◆ 第一部 ◆
パラフィン切片におけるLVSEM観察の基礎
・ パラフィン切片を用いてのSEM観察の基礎実習
市川薫・上村 健(日立ハイテク)
・ TIブルー染色実習
稲賀すみれ(鳥取大学医学部 解剖学講座)
◆ 第二部 ◆
開会の挨拶
山中 宣昭(東京腎臓研究所)
セッションI : これまでのLVSEM研究論文の紹介
講演 1 「低真空走査型電子顕微鏡からみた糸球体上皮細胞と糸球体基底 膜の形態変化」
座長 : 藤乘 嗣泰 (獨協医大 循環器・腎臓内科)
演者 : 岡田 晋一 (鳥取大学医学部周産期・小児医学分野 )
講演 2 「益田論文紹介「IgA腎症の基底膜傷害」2015年CEN誌19巻掲載」
座長 : 江原 孝史 (松本大学健康科学研究科)
演者 : 山中 宣昭 (東京腎臓研究所)
ショートレクチャー : 「反射電子と二次電子」
演者 : 上村 健 (日立ハイテク)
セッションII : 一般演題
座長 : 岡田 晋一 (鳥取大学医学部周産期・小児医学分野 )
高木 孝士 (昭和大学 電子顕微鏡室)
1. 「低真空走査電子顕微鏡によるホルマリン固定パラフィン包埋切片の3次元的観察:切片の厚さと染色法の検討」
向井 俊平 (昭和大学医学部 臨床病理診断学)
2. 「低真空SEMによる糸球体podocyte観察に適した組織染色の検討」
藤乘 嗣泰 (獨協医大 循環器・腎臓内科)
3. 「ポドサイト傷害モデルマウスにおけるLVSEM観察の有用性と限界」
佐賀 信之 (筑波大学医学医療系 腎・血管病理学)
4. 「走査電顕を用いたヒト膵癌培養細胞スフェアの観察」
松田 陽子 (東京都健康長寿医療センター 病理診断科)
5. 「アミロイドーシスのスピクラについてーLVSEMによる観察」
江原 孝史 (松本大学健康科学研究科)
セッションIII : 教育講演
講演 2 「腎生検病理診断におけるLVSEM観察法の基礎と応用」
座長 : 山中 宣昭 (東京腎臓研究所)
演者 : 稲賀 すみれ(鳥取大学医学部 解剖学講座)
閉会の挨拶
本田一穂(昭和大学 顕微解剖学)
第1回助成研究の採択課題の紹介(抄録に記載)
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